ベリーダンスは、地面を踏みしめて頭を安定させ、首、肩、腰、胸、お腹など体の各部位を独立させて動かすのが特徴。細かくふるわせたり、回したり、くねらせたりするなどの特徴的な動きは女性の身体のしなやかさ、繊細さ、大胆さなどを存分に表現します。即興で踊られることが多く、踊り手の個性が大きく反映されます。元来はソロで踊るダンスですが、20世紀以降エンターテインメントとして発展する中、複数人で踊る群舞スタイルも一般的になりました。
ベリーダンスはパーカッションのリズムから生まれる踊りです。タブラと呼ばれるパーカッションの音やリズムが、ベリーダンスではとても重要な役割を果たし、このタブラのリズムを中心にダンサーの動きが作られていくのです。一説では「女性の子宮に響く音」とも言われ、タブラの音にはまってベリーダンスを始めるダンサーも実は多いんですよ。
ベリーダンスは、ダンスの基礎が身についていなくても問題なく始められます。日本では今のところ20~40代の女性に愛好者が多いのですが、世界的には子供からシニア世代まで幅広い世代の女性に親しまれています。飛び跳ねるなどの激しい動きがないので、関節や膝などへの負担も少なく、運動量も体力に合わせて調節できるのでシニア世代にもおすすめです。
ベリーダンスは決してスリムな女性だけのものではないんです。ベリーダンスを踊るためには、女性ならではのふくよかさも大切な要素。いわゆる「ぽっちゃり型」のプロダンサーも実は多いんですよ。逆にやせていることが気になる人でも大丈夫。胸がなくても、足が太くても、おなかが出ていても、どんな体型の方でも続けるうちに自分らしい美しさが引き出され、表現できるようになる。そこがベリーダンスの大きな魅力でもあるんです。
年齢や経験を問わず始められるベリーダンスですが、奥の深い踊りであり一流のステージで活躍するためには高度なテクニックと観る者の心を打つ芸術性を兼ね備えている必要があります。
ダイエットやシェイプアップ目的でベリーダンスを始める方も多くなっています。確かにメリハリのある、女性的な美しいボディラインを作るのにベリーダンスはピッタリ!けれどベリーダンスを続けるうちに、自分の体型を受け入れられるようになり、やせることに固執しなくなる、そんな女性もたくさんいます。ダイエット目的で始めたとしても、続けるうちに「痩せていること」=「女性としての美しさ」ではないことに気づくのかもしれませんね。
社交ダンスやアルゼンチンタンゴなどと違って、男性パートナーを必要としないのもベリーダンスの特徴。また、ちょっとしたスペースさえあえれば十分踊れるので、いつでもどこでも気軽に練習することができます。
ベリーダンスはアラブ諸国で生まれ、世界各国のさまざまな文化を導入しながら発展してきた踊り。まるでアラビアンナイトの世界から抜け出してきたようなエキゾチックなスタイルから、ヒップホップやジャズダンスの影響を受けたモダンなスタイルまで実に多彩です。経験・年齢・個性に合わせて、さまざまなスタイルを楽しめます。
発表会やショーに出演する時は、キラキラしたゴージャスな衣装やメイクでおもいっきりオシャレを楽しむことができます。遠いアラブの国の舞姫に変身しましょう!
ベリーダンスは元来、子孫繁栄のための踊りだった、という説もあります。まずベリーダンスを踊ることで体を内側から支えるインナーマッスルが鍛えられ、姿勢が正しくなります。ベリーダンス特有の動きは、普段意識しない筋肉をよく動かします。骨盤内を含む全身の血行が良くなり女性の健康管理・維持にピッタリです。体が柔らかくなる、若々しくなるなどのうれしい効果も実感できるはず。